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事業再生ADR

事業再生ADRが導入されてしばらくたちましたが、利用実績は、ウィルコム、アイフル、ラディア(グッドウィル)、コスモスイニシア(リクルートコスモス)等、大手に限定されているのが現状ですね。
これは、債務者企業が事前にデューデリ、計画策定を行ってから申請することとなっているため、中小企業はそれらの費用負担に耐えられないし、銀行も小さいところは手間隙かけるよりもリスケか法的整理で済ませるというスタンスであるからだと考えられます。
そうすると、事業再生ADRといっても、少し前の私的整理ガイドラインとさほど違いはないと感じます。
確かに第三者が音頭をとるので、銀行の足並みをそろえさせやすくはなると思いますが、結局銀行の大口不良債権の処理ツールであることに変わりはなさそうです。
景気が少しよくなれば(銀行の体力が戻れば)、以前と同じ展開になるのでしょうか?
ちなみにリクルートは以前少しご縁があった先なので、なんとなくさびしいですね。

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