不良債権系・投資系事例

DPO交渉のアドバイス

銀行借入がサービサーへ譲渡された会社に対し、DPO交渉のアドバイスを行いました。
資金繰りがタイトであったので、約定どおりのスケジュールで完済した場合の支払額の現在価値でのリファイナンスにより、総支払額は大きくなるものの償還期限を延ばし月々の資金繰りが楽になりました。

不良債権に対する共同投資のストラクチャーの検証を行いました。
適格機関投資家特例業務やローンパーティシペーション等の手法につき、金融商品取引法による規制を意識しつつ実現可能か否かを判断していきました。

海外からの不動産投資案件において、ストラクチャーを中心にアドバイスを行いました。
単一の投資家によるノンリコースローンを調達しない案件であったため、私的な信託の設定によるコスト削減が可能なスキームの可能性を示唆しました。

会社買収案件において、全体スキームおよび法務面のアドバイスを行いました。滞納租税および簿外債務のリスクがあまりに大きいため、コストはかかるものの最終的に現金交付型吸収分割にて、実質的に資産のみを買い取るスキームとなりました。

組成件数が数件であるアパートローンの小型ポートフォリオ売却の、投資家招聘からポストクロージングまでのサポートをしました。
入札日より先の基準日設定や、口座引き落としによる回収のために生じる回収日と入金日のギャップ、チェリーピッキングによる複数投資家の落札等の実務的な論点をクリアしながら進めました。

バルクでの債権購入において、大口銘柄につき査定を行いました。
債務者ごとに、債務者の概要・入金状況・財務状況・担保設定状況・他債権者の状況等を一覧できるレポートを作成しました。

M＆A案件において、資産保全として不動産への担保設定、売掛債権・在庫への担保設定、株式やその他の債権に対する質権設定の手続を行いました。

CMBS裏付けローンをカバーする根抵当権を付け替える場合のアドバイスを行いました。
諸事情により付け替えを行わざるを得なかったのですが、ストラクチャー全体における法的なリスク要素の指摘、付け替えが許容されるための条件等の検討を行いました。