いまさら株券発行の話_2
いまだに旧商法時代の定款が生きている会社があるが、そういう会社は定款で株券が発行されることになっており、登記もされている。
会社法改正時に、みんな群がって定款変更させていたので、もうないものかと思われるが、今でも年に数回出くわすので、そうでもないようだ。
これがどういう問題があるかというと、会社を売却する際に、株式譲渡の方法による場合だと、定款で発行されている以上、うるさい先だと現物を引き渡してくれということになり、わざわざ準備するのが面倒くさい。
なので、何かのついでに不発行にしてしまえば、ってことになるが、株式売却や再生局面の会社にこういうアドバイスをすると、へぇーっていう反応が返ってくる、こちらからするとなんということもない話なのだが。
同業の営業チラシに、うちはM&Aのクロージングに長けている、例えば株券発行していると・・・というくだりがあったが、見たときはたいして値打ちのないことを値打ちがあるように売りつけるんだなーとしか思わなかったが、案外つかみとしてはいいのかも。
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